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社会人陸上クラブチームBring Up AC「競技コース」新設のお知らせ

ランニング

 

Bring Up Running Performance Academyは、令和3年度より社会人向け陸上クラブチーム 「Bring Up AC(略称:BUAC)」を設置し、仕事と競技を両立する社会人アスリートを支援しています。

令和3年度まではクラブ活動を「生涯スポーツコース」と位置づけ、社会人になっても競技を継続し、活気ある豊かな日常を目指すビジネスパーソンを主な支援対象としてきましたが、令和4年度より世界を目指しながら仕事と競技を両立するアスリートを支援する「競技コース」を新設します。

Bring Up AC(Atletic Club)

 

【BUACの背景】

陸上競技連盟の社会人選手登録者数は約8万人います。実業団選手として競技に専念する者、フルタイムで働きながら終業後に日常の楽しみとして競技活動をする者など、競技に取り組む形は様々です。しかし、その中にはアルバイトをしながら競技者として日の丸をつけたいと頑張る人も少なからず存在しています。

BUACでは仕事と競技を両立する社会人アスリートを個々のニーズに合わせて支援するため、下記の2コースを設けています。

・世界を目指しながら仕事と競技力向上を同時に行うアスリートを支援する「競技コース」

・活気ある豊かな日常を目指すビジネスパーソンが所属する「生涯スポーツコース」

 

【BUACが応援する人たち】

<競技コース>

人生の一ページとしての競技人生、授かった才能を発揮してほしいというシンプルな想いから始まりました。

陸上競技では、日本のトップレベルでも競技に専念できる就職先を得られるとは限らない。競技を継続するためにアルバイトをして活動費を捻出するアスリートがいるという現状もあります。

「世界で活躍したい」そのような志と才能を持つアスリートが安心して競技活動に集中できる時間を少しでも作れたら。

そのような状況で頑張るアスリートがいることを多くの人に知ってもらい、応援することができたら。

そのためにできることはないか。

という想いから競技コースの設立に乗り出しました。

 

オフィシャルパートナー

株式会社谷口海産 様

 

 

 

久徳建設株式会社 様

 

 

 

<生涯スポーツコース>

ウェルビーイング(well-being)という考え方や言葉が様々な場面で広がり始めています。直訳では「善いあり方」ですが幸福や健康の概念に含まれ、本人の価値ある状態や自己利益を叶えることを実現した状態を意味しています。

「健康」についてはWHOが「肉体的にも、精神的にも、そして社会的に良好な状態にあり、単に疾病の存在しないことではない」と定義し、病気でなければいいということではないとしています。また、幸福度の調査方法としてもウェルビーイングという考えが尺度になっています。

近年、日本の企業では従業員の活力の向上が組織の活力をもたらし、最終的に業績の向上へつなげることが期待されるとした健康経営への取り組みが行われています。また、社会的活動としてはSDGsのゴール3(全ての人に健康と福祉を)でも引用され、健康的な生活の確保のためにできることから始めることが望まれています。

活気ある日常、活力ある時間を過ごすには好きなこと、価値あることして過ごす必要があります。肉体的には疲れても精神的な満足は充実した時間になり、健康的な時間といえます。

BUACでは陸上競技が愛するビジネスパーソンの生活充実に寄り添えたらという想いから、生涯スポーツコースを設立しました。

 

【挑戦〜仕事と競技の両立から自分を高める〜】

アスリートが日々のトレーニングで養っている目標達成に邁進する力や人間性は、仕事にも活かすことができると想像され、引退後には競技で培った力の仕事への転換が期待されています。

BUACではこの能力を「いつ高めるか」という問いに対し、引退後の時系列ではなく競技との同時並行で高めていくパラレルスタイルを念頭にしています。

仕事をしながら日本一を目指す道のりは想い通りにならないことが多々あると思います。

しかし、壁にぶつかった時に「どうすればうまくいくのか?」、「どうすれば自分をコントロールできるか?」、そもそも「なぜやっているのか?」と自問自答する時間は必ずや競技・仕事、両方のパフォーマンス向上に繋がると考えています。

仕事と競技を両立することでどちらのパフォーマンスも“+”になる!“+”にできる!という従来の発想を転換した考えを促進するため、BUACスタッフ一同が関わり(コーチング)を持ちながら、アスリートとのツインターボでパフォーマンスを高めることを目指していきます。

競技以外の視野を持つことや、同じ競技以外の人や異なる環境の人と関わりを持つことは、自らの考える方向性を増すことにつながります。そして、視野が広くなり、社会全体を見わたす力を養うことができるようになります。その力はパフォーマンスを振り返る力や高めることを考える力になり、結果として競技力向上につながると考えています。

 

BUACはアスリートの力を社会に活かせる環境を整えるために挑んでいきます。

応援よろしくお願いいたします。

 

【チームメンバー】